■教育の特色
●心豊かな世紀」にむけて
女子美は今をさかのぼること104年前に設立され、女子への美術教育の機会を開きました。自らの個性適性を生かし、社会に貢献できる自立した女性の育成を目指すという目標は、100年の時を経てなお、女子美生ひとりひとりに受け継がれています。そして今、さらなる創造性豊かな人間性の発展を目指し、第二の世紀を歩んでいます。
●「心」を大切にする姿勢
美しいもの、感動的なものは、特別な所にあるわけではありません。身近なところにもたくさん見つかります。むしろ何の変哲もない日常生活の中に、美しいものや感動すべきことがたくさんあると私たちは考えます。だからこそ、私たちは「心をこめて物を見る」姿勢を大切にしたいと思います。そうした目を通して、美しいものを一つの形として表現する道を探りたいと考えます。
●女子美のカリキュラムについて
本校では、併設大学への進路を見据えた、中・高一貫した美術中心の独自のカリキュラムを組んでいます。一般教科の学習の中で、幅広く知識や教養を身に付けるとともに、美術を通して、それぞれに感性を磨き、しなやかで、たくましい人間像を目指しています。学校全体が美術を学ぶことに配慮した雰囲気に包まれており、そうした環境の中での一貫教育です。
中学校は文部科学省の定めた教科・科目の履習はもとより、絵画・デザインの週4時間の中で、表現の基礎を身に付け、美術の楽しさを学びます。高等学校は普通科の教育課程に準拠しながら、美術に多くの時間を配分し、週7〜8時間の中で、絵画・デザインをより専門的に学びます。一方で、在学中に芽生えてくるであろう生徒達の美術以外のいかなる可能性に対しても、対応しています。
多くの生徒は、中・高の学校生活を通して、一般教科と実技の両面から、しっかりとした基礎固めをし、女子美術大学への進学を主とした美術関係の進路を選択しています。日頃から、大学教員による特別講義の実施等、大学との密接な連携を維持しつつ、一貫教育ならではの長所を最大限に生かし、その充実をはかっています。
■キャンパスインフォメーション
●創造・表現のよろこび
「ゼロから創り出すチカラ」
本校の学校行事は、年間を通じて様々なものがありますが、全て生徒の創造・表現のよろこびに結びつき、各自の世界を拡げる機会として考えています。大自然の中でのスケッチ旅行や古都を訪ね、日本の伝統的な芸術の世界を体験する修学旅行。運動会では競技用具の製作、応援団の衣装作りや振り付け等も生徒の手によるものです。団体鑑賞・美術鑑賞会では、芸術の世界を幅広くとらえ、感じる力を育て、各自の創作活動への刺激となっています。また女子美中・高・大の共同開催となる女子美祭では、日頃の成果である授業課題の展示をはじめ、各クラブの活動発表や、教室のイベント展示など、約半年をかけた準備をして臨みます。学校行事への参加については、生徒は皆一生懸命に情熱を持って取り組んでいます。こうした姿勢が何事にも生かされ、豊かな人格形成への確かな成長の証となって、日々積み重ねられています。女子美の校風はこの蓄積により培われています。
●卒業後の進路について
女子美術大学組織
・女子美術大学大学院【美術研究科】
・女子美術大学【芸術学部】
・・・絵画学科 ● 洋画専攻 ● 日本画専攻
・・・工芸学科
・・・メディアアート学科
・・・立体アート学科
・・・ファッション造形学科
・・・デザイン学科
・・・芸術学科
・女子美術大学【短期大学部・造形学科】
高校卒業後は、約9割が美術関係の進路を希望し、それぞれ独自の分野の幅をより一層広げています。また社会に出てからも、本校卒業生は大学等で身につけた技術と感性を生かして、あらゆる企業でのクリエイティブな場面で活躍しています。作家活動に専念する者も少なくありません。今社会では、美術を通して養われた才能が様々な形で求められていますが、本校の美術教育がその基礎となって、卒業生の活躍につながっています。
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